ひたすらに明るい太陽に焦がれて
灼き切れた網膜と染みついた痛み
強すぎる熱は身体を融かして
穢れた心が視えてしまう

鮮やかな緑の下
交差して落ちる陰の中で
微睡む君が好きだったのに

かたく閉じた瞼から
灰色の雨が滑り落ちて

明日は雨
君がいない世界の末路



Sep.7,2014